医療は人間の健康の維持、回復、促進などに対して使われる広範な意味を持った語。実際の活動は医療行為、医療活動などと呼ばれ、それに関する技術などは医療技術などと呼ばれる。医療行為と一口に言ってもただ患者の病気の治療だけでなく、その病気の予防やリハビリテーションも含める。また看護師などによる看護活動看護過程、薬剤師の服薬指導や、医師・歯科医師の指導の下に行われる管理栄養士による疾病者への栄養指導なども、当然医療と呼べるものであろう。また心臓発作などは急に発症し、死に至らしめることもある。このような場合には早期の医療が必要であり、救急車での搬送中、救急救命士による救急医療などが必要となる。病気は曖昧な概念であり、何を病気とし、何を病気にしないかについては、政治的・倫理的な問題も絡めた議論が存在する。どこまでを「正常」、どこまでを「異常」とするかは簡単には定義できない。ひとつの考え方は、標準値からプラスマイナス2×SDまでの差を正常とし、それ以上のずれを異常、とするものである。正規分布においてこの範囲に母集団の約95%が含まれることから、異常とは全体の5%未満に見られる形質・状態のことを言う、と、一律に定義する考え方がある。